パーソナル指導(打撃)

打撃に求められる空間的正確性と時間的正確性

バッティングでは、投げられたボールをバットで正確に強く打つことが求められます。強く振るというのはなんとなくイメージしやすいですが、もう一つのスイングの「正確性」の中には、ボールが飛来する空間に合わせ、バットを正確な位置に運んでくる「空間的正確性」と、投げられたボールの到達 時間を予測し、適切な時間にインパクト位置までバットを持ってくる「時間的正確性」の2種類があります。バッティングにおいては適切な時間にインパクト位置までバットを持ってくるという運動を遂行する必要があり、この2種類の正確性が揃わなければ運動の遂行は難しくなってしまいます。さらに空間的正確性には、「バットとボールの上下のインパクト位置」が重要とされ、バッティングのパフォーマンスを高めるには、バットを常に目標の位置へコントロールできる再現性も必要になります。ヘッドスピードを高めることと同等に、この正確にかつ再現性高くスイングするというのが上達のポイントになってきます。

再現性高く正確に。

投球に対するバッティング動作の再現性は、空間的再現性と時間的再現性があり、この両者は別の能力であると考えられています。これらは時間的正確性に関連して、打者は通常、投球に対して振り遅れないように、対戦する投手が投げる最高速度のボールを予測して打撃動作をはじめます。打撃動作においては、この正確性というものが非常に重要になります。ここではスイングの再現性を高くすることでより正確に「当てる技術」を習得し、環境変化にうまく応じるためにも基礎となるスイングの構築を目指していきます。

ボールリリースから0.4 秒の世界。

打率があがらない選手は打撃動作を起こすのが遅いため調節できる時間が短い為、タイミングを合わせるのが困難であるのに対し、熟練者では早めに打撃動作を開始しスイングの為の準備をしスイング開始の時期を調節して様々な投球に対応しているといわれています。投手の投げたボールが打撃位置に到達するまでの時間は約0.5秒、スイングに要する時間は約0.2秒であるので、打者が予測に利用できる時間はボールリリースから約0.4秒の勝負です。打撃においてはそれだけタイミングというものがキーになっていきます。

打 者 は 幅 43.178cm ( 硬 式 球 約 6 個 分 ) の ホ ー ム ベ ー ス 上 を 通 過 す る ボ ー ル を 打 た な け れ ば な ら な い が 、 バ ッ ト を 運 ぶ 位 置 が 適 切 で も 、 タ イ ミ ン グ が 合 わ な い と 強 い 打 球 は 打 て な い 。 タ イ ミ ン グ を 合 わ せ る こ と は 、 異 な る 速 度 の 投 球 に 対 し 、 時 間 を 調 節 す る こ と で あ る と 考 え ら れ る 。

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